北陸技術情報交流テクノフェア



オープン・テクノロジー・マーケット発表スケジュール10月23日(木)

No.1 10月23日(木)

分野繊維 発表時間10:40〜11:00

界面剥離自己修復性付与による高耐久性FRPの開発 〜インテリジェント化した強化繊維を用いたFRP〜

講師 富山県立大学 工学部 機械システム工学
講師 真田 和昭 氏
受講対象 ・FRP繊維メーカーの技術者・研究者
・FRP成形メーカーの技術者・研究者
発表内容 廃棄物による環境負荷を大幅に低減させるためには、優れた強度を長期間維持する長寿命なFRPを開発することが最善の方策である。本研究は、使用時のFRPの強度を著しく劣化させる要因である強化繊維とポリマー間の界面剥離を繊維表面にコーティングされたマイクロカプセルを用いて自己修復し、優れた強度を長期間維持する高耐久性FRPを開発するための基礎的検討を実験と数値シミュレーションの両面から行った。

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No.2 10月23日(木)

分野機械・精密 発表時間11:05〜11:25

指紋認証 入退室管理システム 〜生体認証でより高いセキュリティを実現〜

講師 (株)シモン 本社
代表取締役 浜島 豊博 氏
受講対象 ・企業 総務部等(社内セキュリティを担当されている方)
・大学関係 施設管理部(大学のセキュリティを担当されている方)
・公官庁(セキュリティを担当されている方)
・賃貸マンションオーナー
発表内容 個人情報保護法やPマーク取得のニーズが高まる中、重要な部屋に特定の人しか入れないシステムが注目されています。その中でも弊社の指紋認証システムは、指の指紋を利用して本人を特定する仕組みです。一般に暗証番号やICカードよりも安全性・利便性が高いと言われています。身近なものでは銀行のATM、携帯電話、パソコン、最近では空港の入国管理でも使われています。ぜひ、今注目の指紋認証システムをご覧ください!

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No.3 10月23日(木)

分野機械・精密 発表時間11:30〜11:50

環境にやさしく競争力を生み出すオンデマンド製造技術開発 〜素材からデバイスまで一環設計開発〜

講師 (独)産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 集積加工研究グループ
主任研究員 中野 禅 氏
受講対象 ・デバイスなどの製造を行っている企業の試作開発部門担当者および経営者
・プレス加工業、表面処理技術、MEMS、セラミックス、ミニマムファクチャリングなどの技術に興味のある方
発表内容 国際競争が激しくなっている今日、競争力を確保し、高付加価値な製品を開発・製造していくことが求められている。特に、MEMSデバイス等の部品レベルでの製造では、低コスト化や迅速なデバイス開発が重要である。ミニマムファクチャリングの考え方に、時間の考えを盛り込み、既存技術を生かした製品開発を繋げられるような製造技術を開発している。このコンセプトや考え方、コンパクトな製造装置などを紹介する。

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No.4 10月23日(木)

分野化学 発表時間13:10〜13:30

粉体の3次元ドライ表面修飾法の原理と工業製品への応用展開 〜スパッタリング法を応用した微粒子修飾法〜

講師 富山大学 水素同位体科学研究センター
教授 阿部 孝之 氏
受講対象 触媒、塗装、セラミックス、化粧品、医薬品等のメーカー
発表内容 各種粉体を多角バレルスパッタリング装置により全く新しい微粒子修飾法である。本研究のスパッタリング法は、不純物混入の低減や精密な膜厚制御が可能であり、対象物の応用範囲が広く、金属、酸化物、窒化物、無機・有機化合物等に適用が可能である。また、環境負荷が大幅に低減されるのが特長である。

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No.5 10月23日(木)

分野情報通信 発表時間13:35〜13:55

高品位知的音声合成技術 〜漢字かな混じり文を正確に自然な音声で生成〜

講師 (株)日立製作所 知的財産権本部 IPビジネス本部 ライセンス第二部
部長 吉田 浩之 氏
受講対象 ・モバイル/ユビキタス分野関連企業
・コンテンツ/教育分野関連企業
発表内容 高品位知的音声合成技術漢字かな混じり文を正確に読み分け、自然で肉声感の高い音声を生成。

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No.6 10月23日(木)

分野電気・電子 発表時間14:00〜14:20

癌の光線力学治療用の半導体2波長レーザーの開発 〜癌のやさしい蛍光診断・レーザ同時照射治療〜

講師 福井大学 医学部 医学科 腫瘍病理学領域
助教 三好 憲雄 氏
受講対象 ・レーザー機器商社企業
・レーザー機器開発技術者及び研究者
・医療機器メーカー及び販売企業
発表内容 レーザーの波長を2波長にするのは、光感受性物質が635nmの光照射で、新しい光成生物ができるので、これに対しても治療効果を上げるために670nmのレーザー光を発振できるようにしている。実験動物に癌を作成して、2波長照射した方がより治療効果を上げられることを実証化できました。現在、厚生労働省による医療機器として許認可を取得できるように努力中です。今後、光感受性物質による蛍光診断も出来る様に開発予定。

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No.7 10月23日(木)

分野建設 発表時間14:25〜14:45

日射熱高反射・遮熱塗装工法、その効果と特長「クール工法」 〜省エネと快適環境実現、CO2削減にも貢献〜

講師 (株)明光建商 技術部
部長 山口 武志 氏
受講対象 ・鉄板屋根スレート屋根をお持ちの企業および個人
・外壁の夏の断熱効果を期待される建築物を有する方
発表内容 夏の太陽熱を遮断する工法および材料を紹介する。省エネ25%の実績を誇り、鋼板屋根では遮熱・消音・長期耐久性が認められる。またスレート屋根では、さらにアスベスト飛散防止効果で投資金額を5年で回収できるメリットを持つ。

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No.8 10月23日(木)

分野建設 発表時間14:50〜15:10

温暖化防止に貢献する次世代型ソーラー給湯システムの開発 〜集合住宅のベランダに設置可能な新システム〜

講師 (独)建築研究所
特別客員研究員 坊垣 和明 氏
受講対象 ・住宅開発、建設、供給関係の設計計画、販売者
・住宅用設備機器の販売、設置等関係者
・ガスエネルギー事業者
発表内容 集合住宅の住戸単位では利用が難しかった太陽熱の給湯利用を可能とするため、ベランダに設置できるソーラーコレクターと貯湯タンク、給湯器を組み合わせた新システムの共同開発である。試作ユニットを作成し、基本性能の実験(東京ガス)ならびに実負荷を与えた検証実験(建築研究所)を行い、その効果を明らかにした。実験・検証の結果を紹介するとともに、今後の実用化に向けた課題と展望を述べる。

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No.9 10月23日(木)

分野建設 発表時間15:15〜15:35

環境に配慮したプレカット方式による断熱材「パイナルフォーム」 〜省エネ・作業性に重点をおいた断熱材〜

講師 松原産業(株) 営業部
係長 堀 清憲 氏
受講対象 ・建築業
・工務店
・設計事務所資材担当者
・設計担当者建築士
発表内容 ボード状断熱材を1枚づつプレカット、1棟毎に採寸しオーダーメイドで作成。建築現場でのカット作業軽減。若干出た端材も回収しリサイクル。系時変化は殆どなく、長年にわたり快適な断熱性能を発揮する断熱材。多様化する施主様のニーズをかなえるお手伝いが出来る断熱材です。

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No.10 10月23日(木)

分野繊維 発表時間15:40〜16:00

ガラスにコーティングするだけで快適生活 〜UVカット、遮熱、省エネ、CO2削減〜

講師 (株)アクトス ライフイノベーション課
マネージャー 松枝 久詞 氏
受講対象 ・省エネ、CO2削減に取り組まれている企業
・遮熱方法を検討されている研究者
発表内容 エコガラスコートは既存のガラスにコーティングするだけで、有害紫外線をカットします。また、近赤外線も遮断するため、輻射熱による温度の上昇を抑え、冷暖房の効率が良くなり、省エネ対策やCO2の削減などのお役に立てる商材です。

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No.11 10月23日(木)

分野環境・エネルギー 発表時間16:05〜16:25

住宅と輸送の安全に貢献するガスセンサ 〜小型化・高感度化センサ素子〜

講師 (独)産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門
研究員 伊藤 敏雄 氏
受講対象 ・住宅及び輸送関連企業
・住宅及び輸送関連公的研究機関
発表内容 ガスは可視的に判別することが難しいため、事故を防ぐ為にガスセンサで計測する必要があります。近年、安心・安全を確保する為に様々な分野で高性能ガスセンサの開発が期待されており、シックハウス対策のため住宅の空気質計測のVOCセンサ、将来のエネルギーとして期待される水素の漏れ検知のための水素センサ、自動二輪車の排気ガス制御のための小型酸素センサが挙げられます。本発表では、上記ガスセンサ開発の研究成果を紹介します。

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No.12 10月23日(木)

分野環境・エネルギー 発表時間16:30〜16:50

熱源プラントへ最適化連携制導入による大幅なCO2削減 〜トヨタ田原工場で4-7%削減効果〜

講師 (株)山武 アドバンスオートメーションカンパニー アドバンスト・ソリューション部
最適計画グループリーダー 鈴木 康央 氏
受講対象 ・製造業ユーティリティ供給部門(熱源プラント)
・工場施設課
・本社環境対策部門
発表内容 熱源設備における省CO2を実現する最適化連携制御システム(U-OPT)の紹介。U-OPTは負荷側のユーティリティ需要を確実に無駄なく満たすことにより1次エネルギーCO2排出量を最小化します。弊社では、トヨタ自動車(株)田原工場へ、「エネルギー管理システムENEScope」および「運用最適化システムU-OPT」をオンライン原動力設備運用最適化制御システムとして「需要予測システム」と伴に昨年納入し、夏場実績として、約4から7%のCO2排出量削減を実現しました。

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