北陸技術情報交流テクノフェア2014


出展者情報

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公立大学法人 福井県立大学

【ブース番号:T-56】

区分:大学・高専

生物資源学部と海洋生物資源学部の教員が取り組む研究内容を紹介します。

所在地〒910-1195 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1 TEL0776-61-6000 FAX0776-61-6012

ハラール対応調味料「福むらさき」

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研究・支援・公的機関

概要

サバ加工工場にて副生する内蔵タンパク質を原料とし、高温短時間発酵にて生産される速醸魚醤にはアルコールが含まれない。この速醸魚醤に大豆風味を付与することによって醤油風味調味料「福むらさき」を完成した。平成26年2月にイスラムの方が口にすることができる「ハラール」認証を、北陸地区では初めて得ることができた。本調味料を使用した「和食」の提供も可能になった。イスラム圏への新しいタイプの調味料として期待される。

エゴマなど県産作物に関する産官学共同研究

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研究・支援・公的機関

概要

エゴマ(シソ科植物)は種子に多量の油を含み、α-リノレン酸(n-3系必須脂肪酸の一種)を豊富に含みます。n-3系脂肪酸には心血管疾患リスク低減作用が報告されており、中でも魚油に多いEPAやDHAは強力な効果を示します。食物から摂取したα-リノレン酸は、体内でその一部がEPAやDHAに変換されることが知られています。勝山市内で栽培されているエゴマ油など福井県産作物に関する研究成果を紹介します。

次世代型農業資材「植物剛健」

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研究・支援・公的機関

概要

「植物剛健」は、キチンオリゴ糖とキトサンオリゴ糖を高濃度に含有する植物活力剤です。キチン・キトサンはカニ殻だけでなく植物病原菌類の体にも含まれているため、これらを感知すると植物は外敵の襲来とみなし、生体防御機能を活性化します(エリシター活性)。我々は、キチン・キトサンを水溶性のキチンオリゴ糖やキトサンオリゴ糖にまで低分子化することにより、エリシター活性を飛躍的に高めました。また、キチン・キトサンのオリゴ糖は植物の発根も促進するため、農作物の収量向上が期待できます。「植物剛健」は、食品加工の廃棄物であるカニ殻を有効利用し、化学農薬や化学肥料の使用削減に貢献できる安全・安心の次世代型農業資材です。

トラフグの性判別方法の開発

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その他

概要

トラフグの精巣(白子)の販売価格はフグ一尾に相当するほどの経済価値がある。そのため、雄を選別して飼育する技術が求められていた。トラフグの雌雄は外見では区別がつかないため、DNA鑑別技術を応用した方法の開発を行った。その結果、XY染色体上の対立遺伝子中に1塩基だけ異なる遺伝子が見つかり、それが性と連鎖していることが発見された。次に、この1塩基多型を短時間で検出する方法を開発した。

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