技術プレゼンテーションスケジュール

 ★A会場 1日目 10月13日(木)  B会場のスケジュールはこちら
■ 電気電子
1
11:20
〜 11:40

富山大学 
工学部電気電子システム工学科
電子デバイス工学講座
助手 中 茂樹氏
『両面発光有機ELパネル』

有機ELデバイスは、低駆動電圧、高輝度、超薄型、軽量、フレキシブルなどの特徴を有する次世代フラットパネルディスプレイへの応用が期待されています。当研究室で開発した両面発光有機ELパネルは、透明有機ELデバイスでは不可能であった左右反転の問題を解消し、画像や文字情報の両面同時表示を的確に行うことが可能な表示デバイスです。


11:40

12:00
福井大学
光エレクトロニクス研究室 
教授 小林喬郎氏
『光ファイバ多点歪みセンサの開発』

本センサは光ファイバコア中にセンサ構造を作製し光ファイバの光軸方向の伸縮により測定対象物の歪み量や温度を測定するものである。従来のFBGセンサやブリルアン散乱を用いたセンサと比較して、低コスト、多点計測が特長であり、10km先の測定箇所を遠隔的にモニタリングすることが可能である。本センサを堤防や崖などに設置し、その微少変異を検出することによって災害の予知を可能とする防災ネットワークの構築が期待できる。
■ 機械精密


13:00

13:20

イーヴィグループジャパン(株)
テクノロジー部
石田博之氏

『MEMS用途ウェーハ貼り合わせ技術』

MEMSデバイスの製造および、MEMSデバイスとその他のデバイスとのウェーハレベルでの集積化において、ウェーハ接合技術が重要な役割を担っている。さらに、デバイスの高性能化・高機能化を実現するため、ウェーハ接合に対し種々の特性が求められている。本発表では、位置合わせとしたウェーハ貼り合わせ、プラズマ活性化を用いた低温接合プロセスなどを中心として、MEMS用途に適したウェーハ接合技術およびEVGのウェーハ貼り合わせ装置について紹介する。


13:20

13:40
富山大学 
機械知能システム工学科 
教授 森田昇氏
『シリコンモールド゙によるダイヤモンドアレイ工具の創成とマイクロ加工への応用』

シリコンモールドとダイヤモンドCVD技術を駆使し、砥粒形状と分布を精密に規定できる微細加工工具(ダイヤモンドアレイ工具)を新たに提案し、その作製方法を開発した。また、ダイヤモンドアレイ工具あるいはその1粒子を回転軸先端に装着したマイクロミリング工具を開発した。さらに、ダイヤモンドアレイ工具の切れ刃1粒子を剛性の高いカンチレバーに装着することにより、高精度な微細加工を実現する加工用ダイヤモンドAFMカンチレバーを開発した。


13:40

14:00
富山大学 
水素同位体科学研究センター
教授 阿部孝之氏
『多角バレルスパッタリング法による 粒子表面の均一修飾』

様々な分野で利用されている「粉体」の高機能化或いは新機能発現の方法として粉体表面修飾法が考えられているが、既存の表面修飾法はほぼ湿式のめっき法に限られている。そこで、我々は乾式で粉体粒子表面を均一に修飾可能な「多角バレルスパッタリング法」を考案した。本法により、個々の微粒子全面への修飾が可能であり、更にめっき法と比較して、不純物混入の防止、調整工程の簡略化、廃液処理が不要といった利点が見込める。これまでの様々な検討の結果、粉体の材質(無機物、有機物、水溶性物質)や形状によらず、サブミクロン径までの微粒子表面に金属・酸化物などを薄膜あるいは超微粒子の形態で均一修飾できることがわかった。 本法は既存手法と比較して粉体表面の均一修飾、それに伴う粉体の高機能化・新機能付与に極めて適した方法であると考えられる。現在、電気、光、電気化学用粉体材料に関して本法の適用可能性を検討している。当日は一例として本法を用いた燃料電池電極触媒の調整とその性能について紹介する。
■ 情報通信


14:00

14:20

金沢大学 
自然化科学研究科
助教授 北川章夫氏
『ユビキタス・ネットワーク・コントローラ』

ユビキタス・ネットワーク・コントローラは、無線通信機とマイクロコントローラーを1チップに集積化したシステムLSIを指す我々の造語です。1チップに集積化することにより、長時間の電池駆動を可能にしメンテナンスフリーな無線通信システムを構築することを目指しています。技術プレゼンテーションでは、420MHz帯データ通信規格に準拠したユビキタス・ネットワーク・コントローラの仕様や応用法について紹介します。


14:20

14:40

福井工業大学
宇宙通信工学科
助教授 加藤芳信氏
『福井豪雨へのリモートセンシングの応用』

まず、航空機オルソ写真、ならびに人工衛星データ(イコノス1m解像、アスター15m解像、モーディス250m解像)で、解像度の違いによりどれくらいまで見えるのかについて示す。次に人工衛星データの場合、バンドの組み合わせの仕方、またはバンド間計算の仕方により、見え方が変わり、特徴物を抽出できることを示す。これらにより、リモートセンシングが災害把握、災害解析、災害復旧にどの程度役立つのかについて述べる。なお、解析の対象場所としては、福井市足羽川決壊現場付近、美山町小宇坂島・蔵作付近を考えている。


14:40

15:00

FDK(株) FPD開発
清水隆邦 氏
『物理乱数生成IC RPG100と USBモジュール Random Streamer』

乱数として一般的に普及しているのは擬似乱数といわれるもので、過去の値から算術的に生成される擬似的な乱数です。しかし、擬似乱数を生成するためには初期値が必要で、同じパターンを繰り返さないためには毎回異なる初期値を考えなくてはなりません。これに対し、物理乱数は乱数の生成源として確率的な物理現象を用いるため、過去の値との相関が全く無く、乱数列が予測されることがありません。このため、物理乱数はセキュリティの分野で注目され始めています。FDK(株)では、この物理乱数を小型ICとして実現し、さらにパソコンで利用しやすいようにUSBモジュールも開発いたしました。また、耐タンパー性やコストを強く意識するユーザーには「物理的乱数を組み込んだASIC化」を勧めております。
■ 韓国企業


15:00

15:20

(社)韓国テクノマート 
産学連携Team
李俊奉 氏
『機械的な増発方式による 生ゴミ処理システム』

弊社の生ごみ処理機は既存の発酵方式ではなく、機械的な増発力学方式の処理システムである。また生ごみ処理機の一番敏感な分野である悪臭除去において弊社は熱分解、触媒、活性炭、オゾンなどの多重脱臭方式としてその性能が認められている。弊社の脱臭システム及び攪拌方式は日本内の特許出願も完了している。


15:20

15:40

(社)韓国テクノマート 
産学連携Team 李俊奉 氏
『墨で作った炭素99%の製品 "CARBONA"』

バイオ素材、半導体素子、ナノ素材まで多様な分野に適用される先端新素材製造技術、カーボナ商品群の紹介。精錬された天然炭を粉砕した後、一定粒サイズ未満の粉だけを取出し、白炭製造工程から得た白炭と、製品成型のための材料を製造基準に合わせて適当な比率で混ぜ、商品群別に分類して成型。一次加熱、二次加熱を経て、三次加熱で製品化される。
★A会場 10月14日(金)  B会場のスケジュールはこちら
■ 建設


11:00

11:20

(独)建築研究所
坊垣和明 氏
『ホルムアルデヒド簡易測定器の開発』

住宅・建築の高気密化や化学物質を拡散する建材・内装材の使用等により、新築・改築後の住宅やビルにおいて、化学物質による室内空気汚染等が社会問題となっている。それを解決するためには、まず室内気質の状況を把握する必要があるが、現状では簡易にかつ正確に測定する方法がなく、現状把握と対策立案を困難なものとしている。そこで、我々は室内のホルムアルデヒドを簡便にかつ迅速に測定できる簡易検査方法の共同開発を行うこととし、実用の可能性が高い機器を開発した。


11:20

11:40
(株)日興
相談役
塩田政利氏
『常温ガラス』

完全無機質(常温ガラス)の塗装コーティング剤。コンクリートと木材改質剤。
同分野で日本唯一国土交通省技術認定を受けている。


11:40

12:00
(独)工業所有権情報・研修館
流通部
部長代理 野村伸雄 氏
『知的財産の活用』

開放特許の有効活用は、新規事業創出の鍵となるものです。
特許流通を促し、特許流通市場の整備に向けた総合的な取り組みを紹介します。
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☆B会場 10月13日(木)
■ 建設/環境


11:20

11:40
(独)土木研究所 
材料地盤研究グループ研究員 
桝谷有吾 氏
『建設工事で遭遇する地盤汚染に対応する技術』

近年建設工事において事業区域内に大量の廃棄物や有害物質に汚染された土、油分の付着した土などが広範囲に存在し予定通りに建設工事が実施できなくなるなどの事態が生じています。このような問題に対応するため(独)土木研究所では様々な地盤汚染に対応する技術を開発しています。今回はその成果をいくつか紹介いたします。


11:40

12:00
松下電器産業(株)
アムテック事業推進室事業開発プロジェクト
プロジェクトリーダー 
村澤浩一郎 氏
『土壌・地下水汚染の動向と対策技術』

・土壌・地下水汚染の現状 
・揮発性有機化合物(VOCs)汚染の原位置浄化技術
・油汚染の原位置浄化技術 
・重金属汚染の対策技術 
・土壌・地下水汚染対策の今後の動向 など(予定)
 ■ 鉄鋼・非鉄金属


13:00

13:20
那須電機鉄工(株)
技術開発部 
主任 佐藤竜将 氏
『アンカーボルト再生工法』 および『溶融亜鉛アルミニウム合金めっき 「タフZ10」』

アンカーボルト再生工法について施工手順、使用機器の説明および実績を発表します。
溶融亜鉛アルミニウム合金めっき「タフZ10」について機械的性質や実績を発表します。


13:20

13:40
シーケー金属(株) 
品質管理部 
次長 大橋一善 氏
『カドミ無し・鉛無し溶融亜鉛めっき「CKeめっき」』

従来の溶融亜鉛めっきには環境負荷物質として、カドミウム(4000ppm以下)鉛(13000ppm以下)が相当量含まれており、種々の環境規制に対応できません。そこで、当社が開発した環境負荷物質を含まない、溶融亜鉛めっき「eめっき」の特徴について説明します。
■ 化学


13:40

14:00
産業技術総合研究所
コンパクト化学プロセス研究センター
主任研究員 清住嘉道 氏
『高シリカ型CDS−1ゼオライト膜 及びその製造方法』

工業的な液体及びガス分離プロセス等に採用され得るゼオライト膜を簡便に製造することが可能である。また、石油化学工業において、分離と触媒作用を持ち合わせたメンブレンリアクター等としても好適に使用できる。


14:00

14:20
産業技術総合研究所
界面ナノアーキテクトニクス研究センター
主任研究員 佐々木 毅 氏
『マイクロプラズマを利用した デポジション装置』

高密度な微小プラズマ場を大気圧中で発生することが可能な誘導結合型マイクロプラズマ発生装置を利用して、高分子などの熱に弱い基板上に、カーボンナノチューブやナノ微粒子等のナノ材料を堆積させて、微小電極やヒーターパターンをマスクレスで構築するためのデポジション装置の開発を進めている。


14:20

14:40
金沢大学
物質化学専攻
助教授 高橋憲司氏
『マイクロ波加熱・水熱反応による無水糖の生成』

無水糖を重合して作られる多分岐多糖は、医療用ゲル材、化粧品の保湿剤などとして用途開発が行われている。多分岐多糖は、BSEで問題となった、牛由来の原料に変わる安全な植物由来の材料として注目されている。しかし、その原料となる無水糖は高価であり、利用を妨げている。本プレゼンでは、無水糖を安価な原料から効率よく製造する方法について発表する。


14:40

15:00

福井県立大学
海洋生物資源学科
教授 矢野 勲 氏

『閉鎖循環型淡水魚介類養殖の排水を利用した野菜生産システム』
〜無肥料化・無農薬でトマト・レタスなどを大量生産〜

現在、農業を企業化させる目的で全国的な展開が始まっている野菜工場は、無農薬をうたい文句にすることもあって、無菌に近い室内工場で湿度調節しながら行われている。しかも、肥料投与も自動化されているため、初期設備投資が莫大だけでなく、ランニングコストも極めて高くなる問題に直面している。したがって、野菜工場を今以上に発展させるためには初期設備投資コストとランニングコストの低減化が急務である。今回プレゼンテーションするシステムは、安価なビニールハウスやプレハブ等施設の中で、野菜を土を使わずに魚介類の飼育水槽からの排水中で水耕栽培するため初期設備投資コストが低い。また、淡水魚介類の養殖工程で大量に出てくる排水中の糞尿、残餌を微生物で効率よく分解させた後、これをトマトやレタスなどの野菜の栄養源として継続的に利用するため、肥料を投与する必要がまったく無く、低ランニングコストで野菜を生産することができる。しかも、養殖する淡水魚介類はSPF(病原菌のウイルスや細菌を持たない)で、使用する水もSPFであることから、魚介類の飼育には抗生物質を使わず、野菜にも農薬を使用しないことから安全な魚と野菜を消費者に提供できる。また、このシステムは、閉鎖循環で稼動するためシステム外への排水は無く、システム設置場所の環境保全に極めて有効である。
■ 環境・エネルギー


15:00

15:20
福井県雪対策・建設技術研究所
雪対策技術研究グループ研究員
梅田正浩 氏
『基礎杭利用地中熱空調システム』

地中熱空調は、地中熱交換器設置費用が高く、実用化が進んでいません。このシステムは建物の基礎工を地中熱交換器として兼用し、その内部にためた水を水冷ヒートポンプの冷却水・熱電源水として循環し、空調に必要な冷水、温水を作るものです。実証化施設の運転実績をご紹介し、省エネルギーを計れることを発表したいと思います。


15:20

15:40
富山大学 
物質生命システム工学科
講師 加賀谷重浩 氏
『焼却飛灰、溶融飛灰からの 鉛の溶出抑制』


焼却飛灰は、焼却炉にて気化する低沸点有害重金属及びその化合物、焼却排ガスの中和剤として使用される消石灰などを大量に含むことが多い。このような飛灰を未処理のまま埋め立てた場合、降水などにより加水されると強塩基性を示して数種の有害重金属が溶出することから、埋め立てる前に有害重金属を不溶化しなければならない。本研究では、飛灰からの溶出が顕著な鉛の溶出抑制剤として、トリス(ジエチルジチオカルバマト)マンガン(III)(Mn(DDC)3)の有用性について評価した。Mn(DDC)3は、有毒ガスの発生や処理飛灰の強度低下なしに効率よく鉛の溶出を抑制でき、極めて有用であると考えられた。本研究の一部は、(財)北陸産業活性化センターR&D推進・研究助成金により行われた。


15:40

16:00
神栄(株)
開発部
取締役部長 山内 一夫 氏
『ハイブリッドワイヤー』

「ハイブリッドワイヤー(提灯用樹脂ひご)」も紹介します。樹脂と特殊繊維との複合体で、焼却してもワイヤー自体からダイオキシンが発生しません。角をつけて曲げられるほどの強度及び柔軟性に富み、耐熱性も高い商品です。
☆B会場 10月14日(金)
■ 化学


11:00

11:20
(独)産業技術総合研究所
環境化学技術研究部門 
主任研究員 韓 立彪 氏
『アルケニルホスホン酸エステル類  およびその製造方法』


本技術は触媒手法による各種アルケニルリン類(アルケニルホスホン酸エステル、アルケニルホスフィン酸エステル、アルケニルホスフィンオキシド)の新規高効率的な製造法です。アルケニルリン類は、合成化学的に各種合成試剤や錯体触媒の配位子などとして重要であるほか、ホスホマイシンなどの抗生物質の重要な合成中間体です。


11:20

11:40
(独)産業技術総合研究所 
ダイヤモンド研究センター
単結晶基盤技術開発チーム長
堀野 裕治 氏
『ガスから作る大型ダイヤモンド』

ダイヤモンドの究極の特性を活かした利用を目的とし、新しいダイヤモンドの合成技術を確立した。ガスによるプラズマCVD法を用い、高速成長条件を確立し、大型で安価なダイヤモンド単結晶の合成を実現した。


11:40

12:00

(独)産業技術総合研究所サステナブルマテリアル研究部門
主任研究員 小林 慶三 氏
『目的の組成に対応した 割れにくいスパッタ用ターゲット』

粉末冶金的手法で合成した均質で任意組成の粉末組成の粉末材料を高速焼結技術により空孔を制御したターゲット材とし、バッキングプレートと接合したスパッタリングターゲット組立体を迅速に提供する技術
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