技術情報 <繊維>



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織編物高圧染織機 Air Stream
社名
江守商事(株)
用途
1.各種織編物の染色加工の生産性向上。 2.風合改良による新商品開発可能。 3.水と熱の消費量削減。 
概要
ドイツのThies社の織編物高圧染色機、 Air Streamは従来の水の流れを利用した液流染色機とちがい、 気体の流れを利用した気相の雰囲気で均一に染色し水と熱エネルギーを削減することができる。 エアロダイナミックな布の高速運行と低浴比 (1:3) によって生産コストの低減とシワクリーズマークの発生が少なく、 品質向上になる。 当社が日本での第1号機を購入設置し新しい染色法をはじめ、 染料、 助剤の提案を行う。 
効果
1.生産性向上、 従来機械の1.5倍から2.0倍。 2.低浴比の為、 水と熱の消費量大幅削減可能。 3.染色中におけるアタリ、 シワ問題が解消。 4.タンブリング表面改質加工が出来て、 風合改良による新商品開発可能。 
実績
試作・実験:○ 製造・販売・営業:○ 特許:  実用新案: 
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グリーンキーパー(GKP-10)
社名
大島産業(株)
用途
土木産業資材遮水シート保護マットとして、 表層部分に使用する遮光性マット。 
概要
耐候性、 耐光性及び耐薬品性、 耐蝕性に優れ抗張力と伸度が大きいので重量物による高荷重でも簡単に破断しません。 又、 当製品はPETボトルリサイクル繊維を50%以上使用している合成繊維ポリエステル100%不織布です。 
実績
試作・実験:○ 製造・販売・営業:○ 特許:  実用新案: 
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服飾素材の立体柄表現方法
社名
セーレン(株)
用途
商品の企画・生産を含めたソフトウェア特許である。 省資源・省エネルギーの流れのなかで、 無駄のないテキスタイルづくりとして活用されている。 
概要
コンピュータを活用した服飾品のパーソナルオーダーメイドビジネスのプロセス。 ■柄マッピングシミュレーション ・用意された色・柄・配色データーベースから選択する。 ・立体形状のコスチューム上に色・柄・配色をマッピングし、 リアルにシミュレーションする。 ■型紙展開配置シミュレーション■インクジェット染色
効果
ますます小ロット化される生産に企画から対応し、 また売れ筋を追ったQR生産も可能にしている。 パーソナルオーダーシステムにも利用していく。 
実績
試作・実験:○ 製造・販売・営業:○ 特許:○ 実用新案: 
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異素材を使用して作られる織物
社名
(株)ダルマヤ
用途
衣料、 産業用としてあらゆる場面に繊維が使用されていますが、 新しい材料や今までに使われたことの無い材料を素材として、 さらに新しい分野に適応した商品を供給していくことを目的としています。 
概要
現代社会の様々な所に繊維製品が用いられていることは御存知のことと思いますが、 日々新しい材料が開発されたり、 新しい用途が求められている中、 製品として具体化していくことが、 段々と困難になってきています。 当社は、 衣料用としての環境配慮型商品の研究開発、 産業用としての非鉄金属使用商品の研究開発を行っており、 今後も新たな分野の企画開発の為、 お客様 (研究・開発パートナー) の御意見、 御要望をお待ちしています。 
効果
繊維製品としての特徴は、 軽い、 柔かいなどに現わされます。 この特徴を生かせば、 例えば、 鉄よりも丈夫で柔かい物を作ることも可能です。 重厚長大から、 軽薄短小へ、 そして軽い、 柔かい、 丈夫、 高機能の繊維です。 
実績
試作・実験:○ 製造・販売・営業:○ 特許:△ 実用新案: 
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プラズマ処理を用いた水分呼吸性快適織編物の開発
社名
通産省工業技術院 大阪工業技術研究所
用途
水分呼吸性快適織編物:アパレル製品 (下着、 スポーツウェアー)、 介護医療・福祉用繊維製品 (床ずれ防止衣料、 衛生用品)、 健康対応製品 (シーツ、 寝装品)。 
概要
汎用性の高いポリエステル繊維の織編物に対し、 大面積プラズマ処理装置とグラフト重合装置を用いて、 大気圧で不活性ガスの雰囲気のもとでプラズマ加工を布帛の片面を処理することにより、 表面が親水性、 裏面が疎水性を示すような布帛の片面のみの性質を変えることができた。 この処理布帛は水分を吸収させる性質と同時に水分を放出させる性質を実現させることにより、 新しい機能性を持ち耐久性のある水分呼吸性繊維の開発を行った。 
効果
本技術が実現すれば、 快適性、 親水化、 疎水化及び環境適合性等広範な高機能性が導入される。 最終製品では快適なアパレル製品や介護福祉繊維製品等への応用展開が期待される。 
実績
試作・実験:  製造・販売・営業:  特許:  実用新案: 
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有害又は有用物質を選択吸着する繊維の製造
社名
福井大学工学部 堀照夫研究室
用途
海水や河川に含まれる有害物質又は有用物質を選択的に吸着させ、 その後適当な処理を行うことでこれを脱着回収する。 繊維は繰り返し利用できる。 
概要
耐候性の高い繊維に対して、 超臨界二酸化炭素流体を用いる機能性化合物注入法、 又は電子線グラフト法を利用し、 ターゲットとなる化合物 (又はイオン) を選択吸着する化合物を固定化する。 このように得られた繊維を海水、 河水又は工場廃水に浸漬することによって対象とする化合物 (又はイオン) を選択的に多量収着させる。 その後、 酸処理などで収着物を脱着させ、 濃縮し再利用できる形にする。 繊維吸着剤は繰り返し利用できる。 
効果
地場の繊維加工技術を利用し、 比較的容易に高選択性の吸着材が開発できる。 環境保全を考える次世代事業として新しい展開が期待できる。 また、 海に多量に含まれる有用物質を有効利用する事業としても期待がもてる。 
実績
試作・実験:○ 製造・販売・営業:  特許:△ 実用新案: