北陸技術情報交流テクノフェア2012


出展者情報

出展者技術者一覧出展者一覧

公立大学法人 福井県立大学

【ブース番号:T-69】

区分:大学・高専

生物資源学部と海洋生物資源学部の教員が取り組む研究内容を紹介します。

所在地〒910-1195 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1 TEL0776-61-6000 FAX0776-61-6012

新提案"冷凍小鯛のささ漬け"の開発

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研究・支援・公的機関

概要

福井県を代表する特産物である小鯛のささ漬けは、酢じめした後チルド流通されている商品ですが、その冷凍品はほとんど生産されていません。それは冷凍中にあの鮮やかな表面の色調や食感が劣化してしまうためです。福井県立大学では、この冷凍中の品質の劣化を防止するための実用的な方法について開発を進めており、現在までの開発成果と今後に向けた冷凍小鯛のささ漬けの商品化への取り組みについてご紹介します。

カチオン性ポリマーの新規用途探索

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概要

カチオン性高分子は繊維製品における染料固着剤や抗菌剤等、広く利用されています。それらの基礎となる静電相互作用に関する研究を進める過程で、紫外線吸収剤の黄変・熱揮散抑制の助剤、溶液中酵素の寿命を延ばす安定化剤、負電荷を帯びた基質との酵素反応速度を増大させる活性化剤など、カチオン性ポリマーの新規用途に繋がる知見が得られました。それらの事例について紹介します。

米粒の大きさを制御する遺伝子の育種利用

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研究・支援・公的機関

概要

イネの収量は、1粒当たりの米の重さ、1穂当たりの米の数、1個体当たりの穂の数という栄養を蓄積する能力(シンク能)と、光合成により栄養を供給する能力(ソース能)の組み合わせで決定されます。私たちは、これらの因子(形質)の内、1粒当たりの米の重さを制御するメカニズムを解明し、遺伝子の機能を応用することで新たなイネ品種の育種材料とする事を目指しています。

食素材および成分の血糖値調節作用評価系

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研究・支援・公的機関

概要

メタボリックシンドロームの一因である高血糖は、動脈硬化の発症率を高めます。血糖値の調節には、筋肉の糖取り込み作用が重要であり、この活性を増強する食素材および成分は、メタボリックシンドロームの改善と動脈硬化の予防に有望と考えられます。これまでの研究結果を例に、ラット筋肉細胞を用いた簡便なスクリーニング法ならびにマウスを用いた高血糖抑制作用の評価法についてご紹介します。

水田転換畑における作物の湿害回避技術開発

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研究・支援・公的機関

概要

水田の高度利用化にともなって、北海道を除く地域では畑作物の80%以上を水田で生産しています。しかし、水田土壌は排水性が悪く、土壌が過湿状態になりやすい環境です。畑作物の耐湿性は低いため、湿害による転換畑での生産性や品質の低下が問題となっています。私たちは、「大麦、小麦、大豆などの耐湿性の低い畑作物を水田転換畑でも順調に生育させる」ため、湿害に強い植物のもつ適応戦略の畑作物への応用を目指しています。

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