北陸技術情報交流テクノフェア2013

あなたの知らない最先端。こんなところに北陸の技術。


出展者情報

出展者技術者一覧出展者一覧

公立大学法人 福井県立大学

【ブース番号:T-59】

区分:大学・高専

生物資源学部と海洋生物資源学部の教員が取り組む研究内容を紹介します。

所在地〒910-1195 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1 TEL0776-61-6000 FAX0776-61-6012

鯖魚醤、減塩魚醤油(旨醤)、鯖こうじ

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研究・支援・公的機関

概要

魚タンパク質の分解メカニズムの研究から生まれた速醸魚醤製造法は、従来長時間を要していた魚醤発酵を短時間で行う技術である。例えば、鯖加工工場の副産物を原料とした場合、約1日で発酵が完了する。この魚醤は、発酵直後には塩を含んでいない為に、大豆醤油とブレンドすると減塩魚醤油が生産できる。鯖魚醤を米麹と混合し、更に発酵することによって出来た「鯖こうじ」は風味豊かでいろんな食材とマッチすると好評である。

木田ちそリキュールの産官学共同開発

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概要

福井市木田地区で栽培されている木田チリメンジソ(木田ちそ)は、チリメンのような葉の縮れを特徴とする赤紫蘇の一種であり、福井県伝統野菜のひとつに数えられています。木田ちそ抽出物について調べたところ、他のシソによる既存の報告と同様、抗炎症活性や抗アレルギー作用が確認されました。この展示会では、木田ちその抗アレルギー作用成分に注目した産官学共同研究の開発成果を紹介します。

合成コムギ遺伝資源の開発

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概要

爆発的人口増加による食糧危機が叫ばれる今日、過酷な農業環境下でも安定した生産を可能にする作物品種を開発することが強く求められています。しかし、多くの主要作物では、近親交配が長い間繰り返されてきたため、現状以上の改良の余地が乏しいことが大きな問題となっています。私たちは、遺伝子組換え技術を使うことなく、近縁野生種の有用遺伝資源をパンコムギに効率的に導入するシステムの開発に取り組んでいます。

資源を有効利用するための酵素の開発

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概要

酵素の機能を改変し、それを利用することで限られた資源の有効活用を目指しています。例えば、カニ殻由来のキチンは多様な機能性を持っていますが、非常に固く利用が難しい資源です。我々は土壌細菌から強力なキチン分解酵素を見出しました。この酵素によるキチン分解の分子機構を明らかにすると共に、キチンおよびキチンオリゴ糖の効率的な生産方法の開発を進めています。

米粒の大きさを制御する遺伝子の育種利用

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概要

イネの収量は、1粒当たりの米の重さ、1穂当たりの米の数、1個体当たりの穂の数という栄養を蓄積する能力(シンク能)と、光合成により栄養を供給する能力(ソース能)の組み合わせで決定されます。私たちは、これらの因子(形質)の内、1粒当たりの米の重さを制御するメカニズムを解明し、遺伝子の機能を応用することで新たなイネ品種の育種材料とする事を目指しています。

若狭湾の海況予測技術の開発

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概要

若狭湾を含む日本の沿岸域では、流れが一時的に速くなる「急潮」と呼ばれる現象が発生します。急潮によって定置網の漁具等が破損され甚大な被害が生じるときもあり、漁具被害を防ぐためには「海の流れ」を予測する技術の開発が求められています。現地観測と数値シミュレーションを組みあわせて構築する若狭湾の海況予測技術の開発について紹介します。

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