211 |
難燃性マグネシウム合金の精製方法 |
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企業・団体名 |
独立行政法人 産業技術総合研究所 九州センター
基礎素材研究部門) |
ニーズNo.@CDE |
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用途 |
難燃性マグネシウム合金の夾雑物を取り除くための方法であり、
マグネシウムの鋳造用溶解炉/ダイキャスト用溶解炉、
塑性加工用インゴット溶製炉、 マグネシウムスクラップリサイクルプラントなどに適用できる。
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概要 |
マグネシウム合金溶湯中に含まれる夾雑物は、
完全な分離除去は難しいのが現状である。 本法は合金溶湯を減圧下で保持することにより、
夾雑物を含む金溶湯の表面に浮上させ、 掻き取って分離除去する方法である。
夾雑物には種々のガスが吸着しているので、
減圧によりガスに付随して溶湯表面に短時間で浮上する。
減圧は通常の機械式ポンプの排気能力で十分であり、
大型の溶解炉でも用意に応用することができる。
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効果 |
本法はフラックス法のような有害化合物が不要なので、
作業環境が安全でクリーンである。 また、 フラックスが溶湯中に残留する心配が無く、
材質的な信頼性を損なう心配もない。 |
実績 |
試作・実験 |
○ |
製造・販売・営業 |
ー |
特許 |
〇 |
実用新案 |
ー |
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212 |
トライボロジー硬質膜のナノ制御加工法
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企業・団体名 |
福井工業高等専門学校 表面改質工学研究室 |
ニーズNo.CE |
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用途 |
セラミックスやDLCの硬質薄膜表面の凹凸の形状・サイズをナノメートルオーダーで制御することにより、
マイクロマシン分野におけるナノ粗さの砥石や最適なトライボロジー特性を有する表面を創成できる。
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概要 |
フェムト秒超短パルス高強度レーザの可干渉性・非熱微細加工特性を利用し、
セラミックスやDLC等の難加工性硬質膜表面にナノメートルオーダーで制御された周期的微細構造を創成するナノ領域加工技術である。
マイクロマシン等のナノテクノロジー分野において、
極微小表面のトライボロジー特性を制御・最適化する次世代要素技術として拡張性が高い。
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効果 |
ナノ制御加工技術は、 マイクロマシン分野の次世代要素技術として期待される。
さらに各種固体材料へ応用可能なことから、
磁気記録媒体、 半導体・電子材料、 ガラス等のナノ領域加工法として波及効果が期待される。
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実績 |
試作・実験 |
〇 |
製造・販売・営業 |
− |
特許 |
△ |
実用新案 |
− |
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213 |
昇温脱離水素分析装置 |
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企業・団体名 |
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用途 |
(1)超弾性眼鏡枠材料やチタン合金製眼鏡枠材料などの比較的高濃度の水素が固溶した金属材料中の水素分析、
(2)パラジウムめっき膜中の水素分析など、 固溶状態を考慮した水素分析 |
概要 |
高温溶解水素抽出法に基づく水素分析装置が市販されているが、
高価であり、 固溶状態の解析が容易ではない。
そこで、 濃度測定と固溶状態の解析が可能であり、
安価な水素分析装置を開発した。 眼鏡枠におけるパラジウムめっき膜の水素分析のように、
(1)下地金属中の水素とめっき膜中の水素を分離測定したい場合、
(2)水素化物、 水素ガス、 格子固溶水素などとして存在する水素の濃度を分離測定したい場合に有効である。
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効果 |
めっき製品などで水素分析が簡単、 安価で行うことができるので材料評価と品質管理が容易になる。
また、 装置の価格が従来に比べて極めて安価であるので、
多くの企業で装置の導入が可能となる |
実績 |
試作・実験 |
〇 |
製造・販売・営業 |
ー |
特許 |
ー |
実用新案 |
ー |
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214 |
AE法に基づく腐食速度の“その場”測定 |
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企業・団体名 |
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用途 |
比較的顕著な腐食が起こる環境での金属材料の腐食速度を連続的にモニタリングする。
環境変動に伴う腐食速度の変化も検出できる。
また、 腐食機構の考察にも利用可能。 |
概要 |
(1)分極曲線の測定、 (2)電気化学的インピーダンスの測定、
(3)腐食に伴う試料重量の変化などに基づいて金属材料の腐食速度が評価・測定されているが、
“その場”測定法は確立されていない。 そこでAE(アコースティック・エミッション)検出を利用した腐食速度の“その場”測定法を開発した。
酸性溶液中での鉄鋼材料の腐食のように比較的大きな腐食速度の場合には特に有用である。
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効果 |
各種貯蔵容器などでの腐食は大事故に繋がるので、
腐食のモニタリングは極めて重要である。 本技術・装置によって腐食速度の変化を連続的に“その場”測定できるので、
安全性確保が容易になる。 |
実績 |
試作・実験 |
〇 |
製造・販売・営業 |
ー |
特許 |
− |
実用新案 |
ー |
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